ボク(君)と僕

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その日の夜、あの免許証をテーブルに置きジッと見つめていた。 見たからって何かわかるわけでもないけどただ見つめていた。 「雄ちゃんかつるのさんに言った方がいいかな」 そう呟いて携帯を手にとり片手に真っ白な封筒をとった。 そしたら封筒の中から織られた紙がヒラリと床に落ちた。 なんだろうって思いながら紙に手を伸ばし広げてみるた。 【ボク(君)と僕を交換しよう】 紙の真ん中にボールペンで書いた小さい字でそう書いてあった。 「こ…うかん?」 呟いたとき急に恐怖感がわいてきた。 それと一緒に いつも感じていた視線の意味がわかった。 (雄ちゃんとつるのさんの家の前にいた僕/僕と同じ顔をした【N】と言う人の免許証/【交換しよう】って言うメッセージ) まずは雄ちゃんとつるのさんの家の前にいたのは【N】って人だよね。 だって僕はその時はずっと家にいたもん! でも理由は…? 考えいるうちにまた眠くなりそうになった。 でも今度は寝たらダメだ。 せっかく全部繋がりそうなんだ。  
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