ボク(君)と僕

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現れた人物の顔を見てみると【ボク】がいた。 「…交換しよう…」 「え?」 手にはロープがしっかりと握られていた。 そのロープを目の前に出された。 「ボクが野久保直樹になる…だからお前はNになるんだ…」 「…やだ…よ…」 ロープが僕の首に巻き付かれる。 「やっやめて!」 慌ててロープを外そうとすると一気にロープで首を絞められた。 「うっ…やっ…くる…しい」 息ができない。 意識が遠くなっていく。 「さよならN…」 そう言われた瞬間、僕は意識を手放した。  
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