ボク(君)と僕

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「もしもし?」 《あっノック?》 「どうしたの?」 《さっき俺の家の近くにいた?》 え?雄ちゃんの家の近く? 「いなかったよ?ロケが終わったらすぐに帰ったもん」 《だよなぁ… 雄ちゃんの話だと 僕が雄ちゃんの家の近くをウロウロとうろついていてノックって声を掛けたらビックリした顔をして逃げたらしい。 こういうことがあったんだよ…ホントにいなかったよな?》 「あたりまえだよ!」 《だよね!じゃぁ!》 雄ちゃんは僕が返事をする前に電話を切ってしまった。 勝手な人だ。 でも雄ちゃんの近くにいた人って誰なんだろう? 雄ちゃんが間違えたくらいだかかなり似てるんだろうな。 考えているうちに僕は寝てしまった。  
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