積木の章

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 時々家や庭で家事騒ぎやボヤが起こりました。   彼が当時4歳位頃、夜はあまり寝付けなくて幼稚園でも昼寝が気分が悪く嫌がって先生を困らせていました。  『夜』や『寝る』事に何か精神的なストレスがあったのでしょうか。   寝室の枕元の先には壷や絵、巨木の切り株などが飾っていて暗がりには不気味さに、彼は恐怖を覚えていた。   庭に毎日夜吠える犬が2匹。 外を確認するが人気は無い事に違和感を感じながらもそれが普通で当たり前の生活でした。   子犬が何匹か産まれる度に時が立つと行方不明や謎の死を遂げる。   時には子犬の亡きがらが屋根上で見付かる。   幾度か、母犬が返事をしなくなった子犬の首を軽く噛み裏庭に埋めとやる行為を見た。   『今日はもう、どの犬にも近付いちゃ駄目』  そう不思議な事を言う母に4歳の少年は2度目の事件理解する   親犬が、現在起きている謎の惨事への憎しみを…。 はたして人間のせいなのか?っと思ったであろう。
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