19XX年8月4日23時11分

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頭を殴られれたような衝撃と 鼓膜破るような騒音が 一緒に訪れて私は気を失った 気が付くと頬に暖かな雫 零れ落ちて すぐにそれは血だと気付く でも自分には痛みなどなくて 暗い視界の中君の顔が痛くて 声にならない感情が 胸に渦巻いて身動き取れない 煙の登る空間で 連絡の糸すら見えない やっと見た外は更に 残酷な景色を瞳へと押し付ける *お願い 目を覚まして 私一人じゃどうしていいか 分からないよ 君がいなくちゃ何も 出来ないのよ 生意気な事たくさん言った事 謝るから だからお願い最後でも良いから もう一度その瞳に私を映して でも揺らした君の肩はもう冷たい* 救急車の中で小さく呼吸してる 今までに感じたこと無い不安が 目の前の君から流れてくる 待てと言われた廊下は 薄暗くて長くて まるであの世への道みたい なぜ自分を守ったりしたのか そんな事ばかりが頭痛を呼んで 手が痛くなるくらい 神に願うよ私の命もあげるから 光の消えた瞬間 未来の糸が切れた きっと君に頼りすぎた 我が儘な私へ 君からの『さよなら』 *嫌だよ こんな『さよなら』 この先どうやって 生きて行ったらいいの? 君が育てたくせに 捨てないでよ 伝えてないたくさんの言葉 あるんだから いっそ私も一緒に行きたい もう一度その耳で『好き』聞いて でも触れた君の耳はもう冷たくて*
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