第1話 図書室の時間

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「同じよ、まあ今日はこれくらいにしてあげる」 佐々木はそう言って図書室から消える。 「朝倉、どうしたんだ一体?」 「・・・・・・佐々木さんが数ヶ月前から私に、さっき言っていた事を言っていただけです」 「お前はなんとも思わないのか?」 「別に・・・・・・なんとも」 朝倉は本を読み始める。 俺は埃っぽい椅子を手で払い、座る。
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