第1話 図書室の時間

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それからも、大して会話が弾む訳でも無く。下校の時間となった。 「・・・・・・」 パタン、と本を閉じて鞄に入れる。 「それでは・・・・・・」 「ああ、待ってくれ」 俺は朝倉を呼び止める。 「・・・・・・なんですか?」 「最近、ここらで変質者が出ているからな。一緒に帰らないか?」 朝倉は五秒程考えてから。 「・・・・・・それならありがたいです」 OKという事で良いのだろう。 「さっ、帰ろう」 「・・・・・・はい」 俺と朝倉は学校を出る。
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