第2話 優しい時

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本のタイトルは『ユートピア謎の鉄道事件!』という二時間ドラマみたいなタイトルだった。 さっそく読んでみる。 「・・・・・・」 ふと見ると、朝倉が興味深く見てくる。 「なんだ?」 「いえ・・・・・・楽しいかと思って・・・・・・」 いや、馬鹿にしていたつもりは無かったんだがこの本、意外と面白いぞ。 「・・・・・・そうですか、良かったです」 朝倉は機械のように正確な動作で、読書を再開する。
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