第1話 図書室の時間

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俺は広田に黙って、もう一度図書室に行ってみる事にした。 「いるかな・・・・・・」 図書室のドアを開ける。 「・・・・・・こんにちは」 朝倉優姫がいた、前に来た時と同じく読書をしている。 「悪いな、本読んでんのに」 俺は空いていた席に座る、朝倉以外誰も図書室にいない。元からあまり利用者がいなかったからだろう。 「・・・・・・」 朝倉はこっちに目を向けずに読書にふける。 「その本、おもしろいか?」 試しに訊いてみた。
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