第1話 図書室の時間

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「放課後もここにいるのか?」 朝倉は本から目線を外し、頷く。 「じゃあ、放課後また来て良い・・・か?」 「・・・・・・どうぞ」 「そうか、じゃあ放課後またな。授業にはもちろん出てるんだろうな?」 「・・・・・・当たり前じゃないですか」 「悪い、じゃあ」 図書室を出る。 「広田に気づかれないようにしないとな・・・・・・」 俺は予鈴が鳴る中、教室に戻った。
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