第1話 図書室の時間

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「? まあ良い、じゃあな」 広田はそう言い残し、教室から出て行く。 「さてと・・・・・・」 鞄を抱え、図書室へと向かう。 「朝倉はずっといる気なんだろうか?」 俺は廊下を真っ直ぐに歩き、図書室の前でドアに手をかけようとした時だった。 中から話し声が聞こえる。 「・・・・・・!」 耳を澄ます。 「・・・・・・だからさ、いつまでここにいるの?」 「・・・・・・」 朝倉と誰かが話して、いや言い争いに聞こえる。
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