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「あの親父、変なもん送ってくんなよ……。せめて食料だろ」
会社の長期休暇中、考古学者の親父から、ランプが送られてきた。
まるで、童話に出てくる魔法のランプのようだ。馬鹿らしいとは思いながらも、とりあえず擦ってみた。
キュッキュッキュッ……。小気味よく音を立てるランプ。しかし、至って変わりない。
無駄なことをした。そう思い、自嘲気味な笑顔を浮かべ、ランプを床に置いた。その時、
ボワンッ!とランプから煙が立った。
「うわっ、なんか出てきた」
煙が晴れ、何者かの姿が浮かび上がる。
「あなたの願いを3つ叶えてあげましょう」
本物だったのか……。しかし俺は、それ以上に、あることが気になった。
「それは嬉しいが、胸が丸見えだぞ?」
「キャアァァァ!!!」
ランプの精は、女だったのだ。
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