友人

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祖母は目がみえないから出かけるときは誰かが手をひいて歩く そのときまであまり気づくことはなかったが ずっと祖父が手を引いていた どこにいくときも 《ほら、ばあさん》 いつもの喧嘩直後でもそれは怠ることはなかった
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