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あとがき
詩集以外の一品ネタをクリエイターとして投稿するのは、今回が初めてです。
正直、まともな思考ならばこんな行動はしないと思う。
しかし…どうしても腑に落ちないのです。
恋人が死んだら感動なのか? 未来ある子供が死んだら感動なのか? と。
自分は、断じて否、それを断固として否定したい。
先に断りますが、自分は死を取り扱った作品全てを否定しているわけではありません。
ただ、「死」、「悲しい」イコール「感動」、最近はこの流れがあまりにも溢れ過ぎていると感じるのです。
人には喜怒哀楽がある。それらは全て人の感情を司る上で必要不可欠の要素であり、そのバランスを保つことで感情が成り立つものだと思っています。
しかし、今はあまりに「哀」を取り入れ過ぎている。感情の不摂生、悲しみの過剰摂取が目立っていると感じるのです。そしてそれを安易に扱い、量産し、養殖してしまっている。
この世はありとあらゆる作品に溢れています。ゆえに感動は一つの形に収まるわけがない。
ギャグにも、ホラーにも、アクションにも、史実にも、感動は必ずあるものです。
多くの文学、音楽、数多くの芸術を楽しむ人達へ…どうか、広いジャンルに目を向けて頂きたい。
文学は心の栄養…バランス良く摂取すればきっと、新しい文学の楽しみ方が見えて来るはずなのです。
ホラーも、コメディも、アクションも、あなたたちに感動されるのを待っているのですから。
そして「死」を、感動を生むための道具として扱わないで頂きたい。
~2009年6月6日深夜0時39分追記~
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