落ち葉の季 ~おちばのとき~

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何気なく散歩していて、何気なく立ち寄った神社で初めて会った見知らぬ女性。 二人とも特に会話するでもなく、のんびりと火を眺め、ゆったりとした時間が過ぎていった。 この奇妙に落ち着いた空間が、なぜか心地いい。 自然と、ポケットの中の煙草に手が伸びる。 途中で手が止まった。
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