落ち葉の季 ~おちばのとき~

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まだ長いけど、携帯灰皿を取り出して煙草を消した。 そして、少し冷たい空気を胸一杯に吸い込んでみる。 うん…、 空気が美味いってこのことだな。 満足だ。 クラスの誰も知らない秘密を大発見した子供みたいな感覚だ。 当たり前のことなのに…。 ただ忘れていただけなのに…。
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