ランス王子の嘘

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王子は目が離せなくなりました。 美しい歌声は、気持ちを落ち着かせてくれるはずなのに、王子だけは違いました。 「おい!未成年だな?」 その声が邪魔をした。 王子は友達に手を引かれ、逃げ出しました。 少し離れた場所に身を隠していた。 王子は違うことを考えていました。 ニギーは歌が上手。美しいピアノに、あの素晴らしい歌声。 なのに何故か彼女は悲しげな瞳をしていた。 王子は考えてました。
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