魔法使いのレイリー

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血を拭った手を握りしめながらレイリーは思いました。 「何かが違う。」彼はそう思い、子供達に叫びました。 「君たちが正しいわけないだろ!」 それが子供達の耳に届いた時には、レイリーは拳を彼らに振るったのでした。 子供の中には流血をした子もいました。 この国が始まって以来の大事件が起こったのです。 秩序を乱し、法律を破ったレイリーを、王様が許すわけがありません。 王国の兵士に捕まり、ひどい目に遭いました。 目を閉じたいほどの光景が広がり、レイリーはボロボロになりました。 次の朝には、城の外にある処刑台で、街の人々が見てる目の前で罰せられる事になりました。
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