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次の日の昼。
すでにボロボロのレイリーは喋る力もありません。
縄で縛られたまま、ズルズルと処刑台に上げられたレイリーに人々は罵声を浴びせました。
王様が自らスピーチします。
「この犯罪者に値する罰は、死だろう。」
一斉に歓声が起きる。
しかしレイリーは笑っていました。
それに気づき、また罵声が上がりました。
それでもレイリーは表情を変えません。血だらけの顔には笑みが広がっています。
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