第一章

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辰巳を部屋まで運んでから信太くんは戻って来たの 1つ上の鈴木信太(すずきのぶた)くんは 信「いつも悪いな」 光「ウザいけどほっとけないんだよね」 信「毎回困るよな」 確かに! でもいつでも恋をしている辰巳は羨ましくもあるんだぁ 私が恋をしていたのはいつだっけ? 初恋は小6の時 1年間片想いをして中1の時に告白したんだよね そして1ヶ月付き合って振られたの 付き合ってみたらさ ワガママなヤツでうんざりしていたんだよね 私から振ろうと思っていたら言われたんだ 男「つまらないから別れる」 はぁっ? つまらないのはあんたでしょっ 何勝手なこと言ってくれちゃってるのよっ うっ… 思い出したら怒りがこみ上げて来た! お菓子あったかな? 振られたせいで私は過食症になって大変だったんだよなぁ 15キロ太ったんだよ! 今度は痩せなきゃって拒食症 最悪な中学生時代だったんだ 壊れた心を治すのは大変だった でもあの時の両親には感謝しているんだ 私の為に一緒に心壊して私の気持ちになってくれて 家族の涙は痛いよ 悲しいよ どうして私は弱くなっちゃったんだろう 小学生の時 イジメにあったけど負けなかった
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