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久しぶりに聞く雪菜の声だったの
そりゃね
メールは毎日してるよ
今日は何処の歌番組に出るとか教えてくれて
ブラウン管を通して雪菜に逢っていたけど…
雪菜がいるってことは『ドナ』だ!
私は携帯を切ってお店まで走っていたの
雪菜とは中学の時からの親友なんだ!
津「早いねぇ~そんな雪菜に逢いたかったんだぁ」
光「当たり前でしょっ」
私は雪菜を抱きしめていたの
あまりにも逢えないもんだから
雪菜はいないんじゃないかって思えてくるんだるね
いるのは当たり前なんだけどさ
みんなの雪菜じゃなくって私だけの雪菜に逢いたいってことだよ
光「どうしたの?」
津「番組に出てくれないかって。どうする?」
番組に出るってことは…
私は考えていたの
いつかこんな日が来るよねぇ
なんて笑っていたけど
光「無理っ」
雪「どうして?」
津「やっぱりなぁ」
雪「やっぱりって?」
何故か津希が私の無理な理由を話していたの
なんであんたが語るのよっ
雪「緊張は私もするよ」
光「そうだけど…」
緊張じゃないんだよなぁ
私には敵が沢山いるんだよ
それなのにテレビに出ちゃったら逆撫でしそうで
それが怖かったんだよ
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