04.交差

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「何言ってやがる!!」 銃口を少女に向けたまま、硬直状態のシャンクが叫ぶ 「はぁ…」 少女はお手上げポーズをして、腕を組む 「だから、貴方は私を守る為に生まれたから私を殺す事を身体が拒んでるの。分かった?」 片足の爪先を世話しなくパタパタと上げたり下げたりする少女 「それの意味自体が分からねぇよ!!」 「全く…。私が貴方の待っていた神の“エマ・グリフォン”だからよ」 「信じられっか!!」 シャンクにとって理解不能な事をズバズバ言う少女、エマ そのエマの言葉を大声で否定するシャンク 「まぁ信じないならいいわ、後で分かる事だから。けどねぇ…」 「なんだ?」 「私を無事に逃げれる様に護衛してくれるなら、貴方の強制的な拘束を解いてあげるど…どうする?」 全く話を聞かないシャンクにエマは、無謀とも言える策を提案する 「嫌だと言ったら?」 「質問してるのはこっちよ。まぁ、教えてあげる。あなたは意識が遠のいて気絶、私を殺せたとしても…どちらにしても奴等に殺されるわね」 「奴等?」 「そうよ。今の貴方は感覚が鈍ってるから分かりにくいと思うけど、外はすごい数の人間よ」
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