10人が本棚に入れています
本棚に追加
/131ページ
返事がわからぬまま、
あたしは誕生日を迎え14歳になり何時間か経った夜中
当時、カラーにも着うたにもなってないドコモ50シリーズ初期位のケータイが短音の着メロで着信を知らせた
まだ小さい液晶画面には
【直紀】の名前を示していた
あたしは慌てて電話に出る
「もしもし?」
「よっ!誕生日おめでとう」
誰に言われるより嬉しかった
「ありがとう。」
「今、悟たちと飲んでるから出てこいよ」
「うん行く」
そう言って直紀と待ち合わせして
あたしは家を抜け出した
直紀の家へ自転車ニケツで向かったんだったね?
ねぇ直紀初めて行く直紀の家に
すごく緊張してたんだよ。
翔太とか悟の家には何度も遊びに行ってたから
男子の部屋には慣れてたはずだった。
最初のコメントを投稿しよう!