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返事がわからぬまま、 あたしは誕生日を迎え14歳になり何時間か経った夜中 当時、カラーにも着うたにもなってないドコモ50シリーズ初期位のケータイが短音の着メロで着信を知らせた まだ小さい液晶画面には 【直紀】の名前を示していた あたしは慌てて電話に出る 「もしもし?」 「よっ!誕生日おめでとう」 誰に言われるより嬉しかった 「ありがとう。」 「今、悟たちと飲んでるから出てこいよ」 「うん行く」 そう言って直紀と待ち合わせして あたしは家を抜け出した 直紀の家へ自転車ニケツで向かったんだったね? ねぇ直紀初めて行く直紀の家に すごく緊張してたんだよ。 翔太とか悟の家には何度も遊びに行ってたから 男子の部屋には慣れてたはずだった。
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