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式が始まるのは10時、それ迄はホームルームと言う事でクラスでは色々な事が話された
瑞希「それでは最後になりますが、これから先、君達は色んな事に遭遇するでしょう、でも、高校生らしく振る舞う様に…何か起きても全て学校が責任を取る訳ではありません、自己管理も必要です、良いですね?」
『はーい‼』
瑞希「では、これより入学式に行きますが、体育館では無駄話を控える事、良いですね?」
『はーい‼』
先生の先導でクラスを出て体育館に迎う生徒達、体育館に入ると厳粛な雰囲気が生徒を緊張させる、そらもまた同じで言い様のない緊張感に襲われた。
式は予定通り始まり、順調に進む、退屈な話の後、学園長の話の頃には皆、疲労し始めていた、ただ、そらは学園長の話にじっと耳を傾け聞いていた…
(あの人がお父さんの知り合いなのね、昔のお父さんてどんな人だったんだろう…機会があったら聞いてみたいな…)
そらは、そう思いながら、式を終える時まで静かにしていた。
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