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そら「やっぱりそう思う?」
真菜「そりゃそうよ、丁寧語なんて、何か決め事の時に使えば良いだけ、普段は今みたいに普通に話した方が委員長らしいもの」
そら「ず…っと考えてたわ、私も、あまり自分でも丁寧語は話しづらいから」
真菜「そっちが素ね、委員長は」
そら「うん、はぁ…楽になった、ありがと真菜」
自然と出る笑顔、真菜もその方が彼女らしいと思った、また一つ…そらは学んだ
明日からは本格的に授業が始まる、そらは自宅に帰ってから、支給された教科書をカバンに入れて済まし、台所で食事の支度を始めた頃、兄・啓太が帰宅した
啓太「ただいま…どうした何か機嫌良いじゃないか、そら?」
見た目からも、そらの機嫌は解るほど良い、啓太は学校で何かあったなと容易に想像出来る
そら「今日はね、肩の荷が降りた気分なんだ」
啓太「肩の荷?」
そら「うん、今迄は立場上丁寧語だったんだけど、真菜に言われて少しだけ自分の素が出せたの」
啓太「堅苦しいから普通になったのか?」
そら「うん、やっぱり今の方が自分らしいからね」
啓太「なるほどな、だからか…」
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