Screen 3

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そら「んっ?」 啓太「お前の機嫌が良い理由だよ、何時もの自分になれた訳だろ?」 そらは言われて笑顔で頷いた。  翌朝、そらは何時もより少し早めに起きた…今日から本格的に授業が始まると言う事で、昼ご飯を持って行こうと決めたからだ、買い食いだと余計なお金がかかる、家計を預かるそらには無駄に使えるお金に限度があるので、お弁当持参はその為の作業、朝から台所に立って昨日買った材料の調理を始めた そら「本当ならお兄ちゃんの分も…と言いたいけど、外回りじゃ落ち着いて食べてる暇なんかないものね…仕方ない」 作る気持ちはあっても兄の仕事柄弁当では日持ちしない可能性もある、断念せざるを得なかった そら「万が一お兄ちゃんになんかあっても困る」 そらは、自分のお弁当を作りながらそんな事までも考えていた
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