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学校では今日もそらの七転八倒が始まった、勿論真菜も付き合っての事、授業で使うらしい資料を手に二人は談笑しながら廊下を歩いていた、暫らく歩いていると
「おーい、委員長‼」
そらの姿を見かけたクラスメイトの棚橋兼斗(たなはしけんと)が走ってそら達の前に来た
そら「棚橋君、ダメですよ廊下で走ったらあぶないですから」
少し乱れた呼吸の兼斗に委員長らしく注意を促す、兼斗は落ち着いてから
兼斗「すまん、それより委員長に頼みがあるんだけど聞いてくれるか?」
そら「何です?」
兼斗「あのさ、今、部活動とかやってる?」
そら「いえ、やってないけど、何か?」
兼斗「良かったーっ‼」
そら「はい?」
すると真菜が気付いた様にそらの背中を軽く叩いてそらが振り向くとその耳元で語り始めた
真菜「棚橋って、確かサッカー部の1年生レギュラーよ、あと八神大翔(やがみひろと)あいつも1年でゴールキーパーのレギュラーだわ、家のクラスから二人だけ…」
そら「そーなの?て事は…まさか⁉」
真菜「でしょうね…」
兼斗「……?」
そらと真菜は彼の来た意味を直感で理解した
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