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たった二人きり、両親を失った兄弟はこの家で再び力を合わせて生活する、思い出もある我が家、親は居ないけど二人は何時も両親に見守られている気持ちを持って、日々を送っていた。
何もなければ、兄弟のまま、普通に生活していただろう…けど、そらは気付いてしまった、自分の中にあるもう一人の自分、女である自分に…
きっかけは体育、水泳授業での事、たまたま体調が悪くて授業を見学していたそら…水着姿のクラスメイトを見ていて、その興味が女生徒に向いた、指定の水着がない事で自由なスタイルの水着、カラフルな女子の水着を見た時
（そらも、あんな水着きたいな…可愛いし…）
ふと、思った…
それがきっかけになる
帰りぎわ、そらは気付いた様に立ち止まり
そら「心が二つ…でもむしろそらは…」
（女生徒の水着姿を見てもなにも感じなかった、でも、男子の水着姿にはドキドキした…普通なら逆、そらは…）
自分が心の中に女の子が居る、そう実感した
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