Screen 1

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そら「そっか、そーだよね、そらもどうかしてた…もっと早くにお兄ちゃんに相談すればあそこまで悩む事なかったもん…でも、怖かったの、そらが本当は女の子なんだって言うの…」 啓太「解っているよ、そら…俺だって相当悩んださ、それまで弟だったのに、妹になる訳だから、でも俺は間違った選択はしてないと思う…」 啓太は自信ありげに言うとそらは安心したのか大きく深呼吸をして微笑んだ。  入院から三ヶ月、そらは術後の経過も良く、担当医の許可が下りて退院、勿論、啓太が引き取りに来ての退院、病院の外に出たそらは、久々の外の空気に触れて気持ちよさそうに大きな呼吸をした そら「気持ち良い…ねっ、お兄ちゃん、今度は女の子だから私って言わないとなんか変だよね?名前で言ってたら小学生みたいだし」 啓太「それはお前次第じゃないか?私でもそらでも、どっちだって変わらないだろ?」 そら「うーん…でも、やっぱり私って言おう、なんかそのほうが良い感じだから…」 啓太「じゃあ、そうしろよ、どっちみち俺は何時迄もそらって言うから」
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