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ドキドキ…
ドキドキっ…
ドックンドックン…
やばい緊張するよ~っ…
手渡しだよ?
彰先輩は…私の声しか知らないし…
あ…先輩いる…
「せ…先輩っ!!」
振り向く彰。
「…未莉愛…ちゃん?」
コクッコクッと何度も頷く。
「あ…あの…誕生日おめでとうございまひゅ!!」
あぁぁぁぁ!!噛んだ…
だって!!まじ先輩カッコ良すぎなんだもんっ!!
「くくっ…ここ座れば?」
笑われた…
座ればと指定された席は先輩の隣の石段…
「は…はい。あ!!これ…どうぞ」
一生懸命選んだプレゼントを渡した
「くれんの?開けていい?」
彰は返事も聞かずに開けた。
「あー!!シャツ?やべえ嬉しい…最近捨てちったから」
嬉しいってーーー!!!!!
やったあ♪
「あ!!未莉愛ちゃんて電話だとよく喋る子だなあと思ったけど意外に話さないんだな?」
いやいや…クールな先輩がこんなに話すほうが意外ですって…
「えっと…話しますよ?ははっ」
「…緊張すんなよ…俺まで緊張すんだろ?」
「ふえ?」
変な声出たー!!
「ん?どうした?」
「や…いえ…じゃあ帰りますね」
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