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ジュンは浪人生である。
浪人生と言っても、第一志望の大学はおろか、第二志望の大学にも手が届かないほどの実力である。
そんなジュンでも、町の図書館で一日中勉強するほどの努力はしていた。
受験生活も中頃。あれは七月も終わりに近づいた、ある日の出来事だった・・・。
その日もジュンは、いつも通りに友達のかっちゃんと図書館で一緒に勉強をしていた。
「かっちゃん。そろそろ、お昼にするか?」
「そうだな。そろそろ腹減ったしな。」
「じゃあ、ソバ食べに行こうぜ。」
「いいよ。」
かっちゃんの気持ちの良い返事が返ってくる。
ジュン達は図書館を出て、すぐ向かいのソバ屋に入った。
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