*転
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それから僕は、栄養と力を蕾に集中させ始めた。 しばらくして蕾が出てくると、あの子以外の他の家族達も嬉しそうにした。 綺麗な花を、あの子へ。 あの子の頭に僕の花が乗ってるところを想像しては、恥ずかしくてたまらなくなった。 きっとすごく似合うんだろうなぁ…。 今日もそんなことを考えていると、あの子が部屋に入ってきた。 どきん! 何度顔を合わせても僕の心はあつくなる。
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