*承

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そんな事を考えていると、あの子はそっと立ち上がり、僕に近づいてきた。 あつい。 体温なんてないはずなのに。 このあつさは一体何なんだろう。 そして あの子は僕の鉢に頬ずりをした。 目を細めて。まるで微笑むように… もう、僕は何が何だか解らなくなり、ただただ全身のトゲが飛んであの子に刺さらないよう祈るばかりだった。  
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