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茶色く染めた、ウエーブがかった 長い髪…
アタシのポリシーなのに…
でも どうしても東京に行きたいのだ
(背に腹は変えられず やむを得ないか)
自分を納得させた。
『わかったよ 仕方ないもんな… 髪は戻すよ 』
『仕方ないじゃないだろ~ そもそも 校則違反なんだからな! 社会に出たら 守らなきゃない事は 当たり前に 守らなきゃない世界なんだからな! 』
少し座る体制を変えつつ鼻からため息ついた。
『この間の 就職先の一覧表か? どこか、 受けてみたいところが あったのか?』
『まっね… 申し込みが結構早い時期だったから、 早めに高ポンには 言っといた方が いっかと思ってさ! どやって 申し込めばいいの? 』
『親御さんには 相談したのか? 』
『いや~、まだ。 だって、受けれるかどうかもわからないまま 話しても しゃなぁないじゃん 』
『お前なぁ…先生は、お前はバカじゃないと 昔から思ってる 学年で五本の指でこの学校に入学してきたんだぞぉ お前… 』
『ぅえっ? マジで? 聞いてねぇし?』
『そぅやって、 後先の順が ちゃんと見極める事ができるのに おまえは周りに 流されすぎる所が いかんとこだ…』
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