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先生は厳しい表情のまま
淡々と話すアタシを見つめた…
『ガイドを続けて行くと言う事は
そういう事がこの先も起きる可能性があるんじゃないか…
ずっと考えていました
アタシにも 隙があったのかもしれない…
だけど どうしても
そうなってしまった事実は変わらないし
自分で自分が許せない…
ドライバーも みんなそうなのかなって思ってしまう…
どんなに仕事仲間として信頼しても
所詮男です…
アタシは バスガイドって言う仕事
好きでした
苦しいことも多かったけど
それ以上に 楽しい事も多かったから
先生…
アタシは この仕事に自分で納得しました
自分にやれるだけの事
精一杯頑張ってきたから
後悔もしてません
仙台に帰って
また イチから何かを探します』
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