ANSWER

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アタシは バックから『辞表』を取り出して  先生の前に差し出して  テーブルに置いた  伊咲先生は ボンヤリと辞表を眺めて  黙ったまま 辞表を手に取った  『瀬川… 私が頭を下げて  「辞めないでほしい」と頼んだら  あなたは バスガイドとして  この先 頑張って行くことはできないのかな?』 『どうして先生が 頭を下げるんですか?  そんな事 しないで下さい  アタシは 『ガイド失格』です  翌日に…待ってるお客様を放り投げて  自分勝手に いなくなったんです  先生は言ってたじゃないですか? 『あなた方が ガイドしなかったら  誰がガイドするんですか?  できないなら バスから降りなさい  って… アタシは… 「伊咲班」の瀬川こはるです  先生の 教え…  忘れません!』
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