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ｱﾀｼが 帰って来た知らせを聞いて
ちーすけが 連絡をくれた…
それは…
停職処分中に
まりちゃんのいない
夜の事だった…
部屋も 真っ暗なままで
窓をあけて…
大きな月から注がれる
眩しい月明かりを浴びながら
庭先から聞こえる
虫達の ヘタクソな輪唱が
もうすぐ 夏の終わりを
教えてくれていた…
『モシモシ？ 元気だったか？』
『そこそこ元気です
色々 ご迷惑をかけました』
『………』
ちーすけは 電話の向こうで
言葉を探しているのが
目に浮かんだ…
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