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『ほんと 心配したよ
この間は…
せっかく こはるが電話をくれたのに
ムキになって 怒鳴って…
ゴメンな…』
『ううん こっちこそ
話も途中なのに ブッチリ切ってしまって
ゴメンね…』
…あの時のえいじの顔が
脳裏をよぎり 懐かしく思えた
『こはる? 会社はどうなった?』
『三日間の停職処分だった…
って 言うか…
今日で 処分の三日目だから…
明日から またバスに乗るよ?
まったく…
社会人になっても
停職処分なんて…
学校の停学みたいなもんだよね…
カッコ悪いね』
アタシは…
(-_-)フッと 鼻で苦笑いした
『もう… バスガイドは
いいんじゃないか?
こっちに帰って来て
一緒に暮らそう…
俺じゃダメか?』
ちーすけは そう言った
アタシは
「もう… 辞表出したんだよね」
…と
素直に言えなかった
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