アクアマリンの行方

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その小さな窓ガラスを開けると  小高いトコロにあるこの部屋から  品川のキラキラした  街の光がきれいに見えた…  『眺め…いいねぇ~』  寄り添うアタシに楓は  『こはる?高いところ恐怖症じゃない?』  と聞き 『大丈夫』  と答えると  『ヨシッ!こはるに 特等席から 夜景を見せてやるから…  付いてきて!』   そう言って楓は 窓枠のヘリに足を掛けて  『ヨッコイショ…』  と…よじ登り 屋根に上がって行った…
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