アクアマリンの行方

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その夜… 屋根の上で横になり  二人で夜空をみあげて話しこんで…  東の空が明るくなってきた頃に  楓とアタシは 同時に流れ星☆彡を見た…  『見た?見た?今の?  流れ星だよね?』  二人は興奮して起き上がった…  『一瞬だから 願い事なんて  できなかったねぇ…』  きっと 獅子座流星群の  名残なんだろうと思った…  『東京で見る流れ星…  最初で最後だ…  すごく感動的… きっと 忘れないと思うわぁ…』  『あたしも…忘れないよ』  ある夏の早朝… 清々し空気の中 楓は 相変わらずの南国スマイルで  笑って また空を見上げた…
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