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心臓が…
トクトク…ドクドク…バクバク…
頭に血が上ってきた…
『東京から帰ってきて
新人の子と一緒に
仕事に歩いていたって言ってただろ?
6月の社員旅行の時に
その娘から 告白されたんだ…
そいつは…
こはるっていう存在も
分かっていたから
「私はこはるさんの次の
二番でいいです
先輩が好きだから…」
って 言ってた…
俺は…
こはるのいない間
アイツの笑顔で支えられてきた気がする…
俺だけを見てくれる
あいつの笑顔が
俺… 好きになったんだ…』
…そんな話
藪から棒に 聞きたくなかった
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