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次に目が覚めて目に入ったのは天井だった。石造りで武骨…さらに言えば何か陰気だ。
どこだ?ここは。と言うかあいつ…シャドウ?はどこだ?
「あ、目が覚めたんでスネ」
お、いた。ちょうどよかったな。
「ん?ワタクシに何かご用で?」
そう言いながら近寄ってくる…あぁ、用事はな…これだよ。
バシッ!!ドスッ!!ガッ!!
一応説明しとくか?最初に足払いしてみぞおちと顎殴ったんだよ。さっきされたし。
意外だろ?喧嘩は一応負けなしだ。最近はどんな格闘技も通信講座やら本やらDVDやらにあるからな。
体力その他は日々走ったり筋トレしたりすりゃ嫌でもつく。
マメなのかって?俺が?いやいや、ただ…勝たなきゃいけないときに勝てねぇのは好きじゃねぇだけだ。
「~っ、油断してましタ…。今実体化してたから痛いんでしタ」
お、床でうずくまって悶絶してたシャドウ君じゃないか。ずいぶんかかったな。
「ワタクシは物理ダメージにはあまり耐性ないのですヨ」
あぁモヤシなのか。
「モヤシ?…あぁひ弱ってことでございますネ。それとは違いますカラ」
殴り合いに弱いってことではないのか?まぁモヤシのパンチに反応できないわけがないわな。ってかいい加減…。
『考え読むのやめてくれよ』
「おやこれは失礼しましタ。アナタの思念は強くて読みやすいものデ。ワタクシはあまり攻撃を受けないので慣れてないのですネ」
『かわすのが上手いのか?』
「…マ、そんなもんでス。さて、あまり無駄話しているとルシフェル様に怒られますかラ行きましょうカ」
若干強引に話題を変えてどこかへ行こうとするシャドウ。
『どこ行くんだ?』
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