「笑った顔...。」

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時を刻む時計の音を いつものように聞いていた。 時計の刻む音は、変わらないはずなのに違うように聞こえる。 アルバム一人で見ていると、君の笑顔が減ってることに気付いた。 いつからか感じてた満たされない思いは、君の笑顔にあったんだね。 確かにあった君の笑顔。 このアルバムにも何枚もあるのに 今の君には、この時の笑顔がない... どこで..どこから、この笑顔が なくなっていったんだろう。 わからない。 いくら思い出しても分からない。 この時、僕は、 君に笑ってほしくて 努力しようと思った... でも、君の笑った顔は、 昔の笑顔ではなくって.. 大人になっていけば少しは、変わったとしても やっぱ違うんだ。 僕の見たい笑顔じゃないんだ。 僕じゃ駄目なのかな... あの時の笑顔を作れるのは、 この僕じゃなく、他の誰かなのか? この努力は、空回りするばかり... いっそう僕が君から離れればいいのかな? 離れたくないけど、君が あの時のように 笑ってくれるのなら... 僕は、君から離れるよ でもこれだけは許して.. 君の笑顔を遠くからでもいいからみしてください。
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