愛しき命

4/6
前へ
/33ページ
次へ
そこには 母猫のメイが横たわり、メイのお乳に夢中でしゃぶりつく小さな小さな猫が4匹─── 「可愛いぃ。メイ、よく頑張ったね!触ってもいい?」 メイの頭をなで、生まれたばかりの子猫にそっと触れる。 「ちっちゃいなぁ」 手のひらに乗せて まじまじと眺めた。 「でも今回は死産、無くて良かったね」 「それだけが心配だったから早く起きて見てたんだぁ」 どうりでお母さん、眠そうな顔してるわけだ。 クマもできちゃってるし… 「お母さん、少し寝なよー。暫くは私見てるからさ」 「ありがとう。じゃあお言葉に甘えて…少し寝るね。おやすみぃ」 「お疲れ。おやすみ~」
/33ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加