Chapitre.1 幸せなキミとの時間(とき)

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「あーあぁ…」 「どうしました?」 「椿ちゃん!」 「ため息つくなんて。あかねちゃんらしくないですわね」 「な、なんでもないの!」 「ほら、前を見てないと転んでしまいますわよ」 今は体育の時間で校庭を走ってるの。 走るのは好きだけど、さすがにこんなに広い校庭を走ったら疲れちゃうよ。 わたしの隣を走ってるのは、九龍 椿(くりゅう つばき)ちゃん。 華道高校の生徒会長の妹なんだよ! 椿ちゃんのお姉さんって、脚が長くて綺麗で、スタイルよくて美人だけど、ちょっとだけ男勝りなの。 でも普段椿ちゃんの家に遊びに行ったときは、すごく優しくて、わたし大好き! もう一人の友達のさくらちゃんっているんだけど、今二年生の先輩に恋してるみたい。 さくらちゃんどんどんかわいくなって…わたしも頑張らなきゃ! 「そういえば張くんとなんかありましたの?」 「え!?な、何もなかったよ!」 「…なかなか難しいのですね…」
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