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「王様。お呼びでしょうか?」 彼はこの星で唯一の少年でした。彼はこの星から見える「地球」と言われている星にとても興味を持っていて、毎日地球を見ては「どんなとこなんだろう……」とつぶやいていました。そんな彼を見ていた、この星で唯一の王様が彼を呼んで言いました。 「君は地球に興味があるのだろう?実は私も興味があってな。ずっと昔から知りたいと思っとったんじゃ。そこで、君に地球に行ってもらって、地球のことをこの発信機で伝えてほしいのだが……。どうだ?」 「喜んでやらさせていただきます!地球に行くのは僕の夢ですから。」 「よし!決まりだな。それでは、今からすぐにこのロケットに乗って出発してもらう。」 「はい!」 少年は勢いよくロケットに乗り込みました。 「では、行って参ります。」 ロケットは地球に向かってまっすぐに飛んでゆきました。
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