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「ねぇ、マクシミリアン様~。どうして私のこの苦しい恋心を解って下さらないのですか…」
「ダリア姫、何度も言っているではないですか、私にはずっと前から心を寄せている方がいらっしゃるのです。だから貴女のお気持ちは嬉しいのですが、受け取る訳にはいかないのです」
「…………。
ええ~~~!あの王子様じゃん。もう一人はダリア姫って確かカメール国の王女様…。何かいつもやたら露出の多い服着たお色気プンプン女だったような。っていうか王子好きな人いたんだ~」
なんて、少女が一人心で呟いていると、そのお色気姫が、何と王子に抱きついてきた。
「それは聞きました。好きな方ってフローラ様ですか?私は、私ではだめですか?」
そう言うと大きく胸のあいたドレスで強調された豊満な胸を王子にぐいぐいと押し付けて、上目遣いで囁いた。
「私の事、今すぐにでも抱いて下さい」
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