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タクマ「……………………忘れちゃったのかな,」
私はその言葉を聞き取れなかった
アカネ「えっ、何?」
タクマ「えっ?あっ、なんでもないよ」
私は「ふ~ん」と言い先を歩きはじめた。
しばらくすると私の家が見えてきた
アカネ「私の家ここなの。送ってくれてありがとね」
そう言って家に入ろうと背を向けた時だった
タクマ「俺がお前の男になってやるよ」
その声に驚き振り返るとさっきまでの柔らかな笑顔はなかった
アカネ「はぁ~?何言っちゃってんの?櫻井くん頭大丈夫?」
タクマ「お前に拒否権あると思う?」
アカネ「あるに決まって………」
フッと鼻で笑うと私の腕を掴みさっきの公園に連れて行かれた。
私はその間声が出せなかった。
彼の瞳が威圧感とともにどこか寂しげに見えたから
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