213人が本棚に入れています
本棚に追加
/272ページ
一人で眠る夜ほど
君を想って
君を感じたくなるときはない
君が隣に居て
君が寝息を立てて
隣で眠りについているのは
どれだけ切なくて
どれだけ幸せなのか
痛いくらいに感じさせられる
静かに寝息を立てている
君の頬に
優しく手を添える
今まで
こんなに
こんなに
泣きたくなるほどに
誰かを愛おしく想ったのは
君が初めてだよ
こんなに
誰かが
“いま”
ここに存在していることが
どれだけ奇跡的なことなのか
深く、静かに
ひしひしと感じたのは
君が初めてだよ
誰かと付き合ったりするのは
初めてじゃないのに
君には
たくさんの
“はじめて”
貰ってるね
最初のコメントを投稿しよう!