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マキはライトボウガンを再び構え、散弾を乱射する。
ケネはアリアを抱え、銃弾の嵐から脱出した。
「あの女…オレ達まで殺す気か?!」
「でも…チャンスじゃない?ラージャン焦ってるよ?」
降りそそぐ散弾を身に浴び、『金獅子』は逃げ惑う。
「……………アリア、頼んだ。」
「りょーかい!」
ケネは剣士なので『金獅子』に近付けない。よって待機することにした。
アリアは『強撃ビン』を矢に装着し、放つ。
マキもその様子を見て貫通弾に変えて連射する。それにより、ケネも参戦できるようになり、大剣を振り回す。
「手伝いたいなら手伝わせてやる!足ひっぱんなよ!!」
マキは戦場にそぐわない爽やかな笑顔を浮かべて言った。
「誰がッ!!」
逃げようとする『金獅子』に追撃。ケネの一撃が角を砕き落す。
「ガァァアッ?!」
さらにトドメの拡散弾。『金獅子』は雄叫びをあげ、力尽きて倒れた。
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「やったぁ!!『雪獅子』倒したー!!」
マキは飛び跳ねて喜んだ。ケネとアリアも喜んでいたが悩んでいた。
(これ『雪獅子(ドドブランゴ)』じゃなくて『金獅子(ラージャン)』だって教えるべきだろうか…?)
いつの間にか吹雪きはやみ、夜は明けようとしていた。
黎明の光が勝利したハンター達を祝福するかの様に照らしている。
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